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RAMディスクの活用方法 // 魔法のキキv3

☆ RAMディスクの活用方法   最終更新:2015.3/17

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 そもそも、RAMディスクって何のために作るのでしょうか?そこらへん、32bitOSと64bitOSで少し異なってくる。どちらも大量に積んだメモリの有効活用と高速なディスクを手に入れることには変わらない。
 いまさら32bitOS?って言う人もいるかもしれないが、会社では互換性重視でいまだに32bitOSってところも多いんです。両方お付き合い願いたい。

 違う点としては、32bitOSはその仕様上普通に使えるのは2.3〜3.5GB(マザーボード/機種に依存)程度だ。4GB以上メモリを積んでいると確実にもてあますために、余った部分をPAE(物理アドレス拡張)機能をOS管理外で有効に使おうというわけ。そのため、OS管理外に対応したRAMディスク作成ソフトが必要になる
 ここで気をつけるのは、PAEを有効にする必要があるということ(無効状態で動かすとブルースクリーン状態になることがある)。これは、CPU/マザーボード側で対応している必要があるほか、OS側でも有効にして起動する必要がある。XPであればboot.iniの編集、Vista以上なら、コマンドプロンプトを管理者権限で起動、”bcdedit /set pae forceenable”を打ち込む必要がある。設定が有効になっていると、



のようになる。

 64bitOSの場合は違う悩みにぶつかることになる。署名問題。64bitのWindowsではドライバには署名を入れないと動かない(回避するモードもあるが弊害もあり非推奨)。署名もただではないために、フリーで64bitで使えるRAMディスクは限られてしまう。(もちろん32bit用のは流用不可ですよ)


 次に。RAMディスクって作ったら何に使えばいいのでしょうか?それをいくつか書いていく。

 まず一つ目はソフトで使用するキャッシュ。FirefoxやChromeなどのブラウザのキャッシュはその名のとおり一時的にHDDに書き込まれるもので、とっておく必要はない。なので、これをRAMディスクに移してしまおう。
 なお、RamPhantomなど一部のRAMディスクは簡単に移せる機能を持っている。


Firefoxの場合
Chromeの場合

 また、Photoshopでもキャッシュは使われていて、これについてもRAMディスクに移すと早くなる。



 ここら辺で、もしかしたら一部の方は、32bitのOS管理外メモリをVMwareなどの仮想PCで使えないかな?と思ったかもしれない。
 ぶっぶー、ごめんなさい。それはできないみたいなんです。できたらよかったのにね、32bitホストで閉鎖空間で64bitぶん回せるのに。

 次に、一応考慮しておきたいのがページファイル。ページファイルはもともとメインメモリが尽きるときにHDDがあふれた部分を肩代わりするもの。メモリサイズが大きくなった今でもなぜか標準で使われているが。これをRAMディスクに設定することにより動作を早くできるかもしれないし、本来使えなかったOS管理外まで広く使えるというメリットがある。
 ただし、これについては必ずしも効果があるとは限らない(メモリアドレスの関係?)ので、試して速くならないようなら元に戻したほうがいいのかもしれない。

 また、ソフト自体をそこで動かしてしまうこともできる。単純にPortableなソフトをコピーしてその上で動かせばよい。これについてはワンタッチでRAMディスクにコピーと起動、設定をHDDにある本体に書き戻ししてくれる補助してくれるソフトがあると便利なんだがなぁ...

 最後に。たまに言われるのは、ゲーム(Windows用)をしている人はそのゲームのデータをRAMディスク上にコピーして起動すると快適になると言われる。余暇を快適にゲームしてみては。



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