WinPtchX ver.2.04 (2017.12.16)


[] Windows 10.0.16299 ver.1709 (FallCreatorsUpdate)

 [] Windows 8.1 Update

<作成に必要ファイルなファイル:32/64bit共通>

97222~.cab (719MB 97222~.cab (655MB

aa25d~.cab (1.5MB aa25d~.cab (1.70MB

5d984~.cab (971KB 5d984~.cab (1.2MB

bbf55~.cab (1.0MB bbf55~.cab (1.4MB

32bitのみ(本体ファイル>

690b8~.cab (179MB 690b8~.cab (133MB

64bitのみ(本体ファイル>

6d3c6~.cab (233MB 6d3c6~.cab (168MB


このツールでできる方法は大きく分けて2種類、既存のPE(システム修復ディスクやAomeiで改造したものも)を改造と、WinADKをダウンロードしての作成。前者については必要なのは5d9***.cabbbf***.cabの二つのみ(合わせて2MB程度)。後者は基本的に上記のすべて、ただしそれぞれ32/64bitのみで使うファイルは該当しないほうは不要。

これらをダウンロードして、adkdownloadフォルダ、あるいはダウンロードフォルダやデスクトップ等に置いておきましょう。


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作者 → 祐理

公開HP → http://kiki2.suppa.jp/

動作環境 → Windows10 (管理者権限必須。原理的にはWin7以上で動くが未確認

開発環境 → HSP3.4 on Windows10 64bit (ResourceHackerUAC操作

ライセンス → 修正BSD (同封のソフトはそれぞれに従います

読み方 → "ウィンピッチテン"としておきます

同封 → 7-Zip(v16.04)mkisofsInnoSetupUnpacker(v0.46)

     RegOwner.exeregperm.exe 入手元忘れた

     Q-Dir(v4.93)TestDisk(v7.0)

リンク → 特に制限はありません。

アップデート → 自動更新機能は無し  アンインストール → ファイルを削除するだけです

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はじめに。

 みなさん、Windowsが何らかの理由で起動できなくて困ったことを経験したことはありますか?最近はそんなシーンは少ないですが、かつてはよくあったものです。Winが起動しなかったときのための緊急のDVD起動Windows(ファイルの救出やシステム修復を行う)Microsoftは用意しています、それがWindowsPE

 ただ、公式通りに作ると無駄に大量のファイルをダウンロードさせられ、しかも面倒。そんなわけで、このソフトは公式の機能をいいように利用して簡単に速くPEを作成するものです。言い方を変えれば、WinPe-tch Direct(WPD)Win10世代版ですね。WPDの対応するWin7相当はセキュアブート環境下で起動できないために、Win10世代対応を作ってみたというわけです。Win10相当のPEの作成を想定しましたが、なんとそのままWin8.1Upd相当のも作れることが判明しました。


<作成方法・パターン1> 既存のPEを改造する


 何らかの既存のPEを持っているなら、新たにいろんなファイルをダウンロードすることなく迅速に作成できるかも。また、他のPE作成ツールで作ったPEをさらにこれで改造することも可能(システム修復ディスクもOK)ISOファイルと、一応WIMファイルに対応。作成されるPEbitは、指定したISOWIMファイルと同じになります(当たり前だが)。他にダウンロードしておくファイルは一番上で書いた通り。準備が終わったら、”以上の設定でWinPEを作成” ボタンを押して作成しましょう。


<作成方法・パターン2> WindowsADKを利用して作成する


 MS公式の作成方法は、WindowsADKをダウンロードして作成しますが、この方法はそれを真似てかつダウンロードするファイルを最低限にしたもの。32bitADKを使えば32bitPEができるし、64bitなら64bitができます。現在使用中のWindowsbitと合わせておけば問題ないだろうか?

 32bitPEの長所:動くソフトが多い(Win用ソフトは32bitが圧倒的に多いため)

 64bitPEの長所:そのまま64bitRE(回復環境)が起動できる。UEFIでも起動できる


そのまま、”以上の設定でWinPEを作成” を押せば必要なADKを自動ダウンロードしますが、途中で失敗することもあるためできるなら事前にダウンロードしておくことを推奨します。

[64bitのみ] なお、WinADKをすでにインストールしてある場合はそれを使って作成する。さらに、いくつかのパッケージを適用する。パッケージはnihongo.cmdを読み込み適用する。


<作成方法・オプション>

pecmdシェルを使う → PE起動時にランチャーを起動するか。他の有用なシェルを使うのでなければ、有効にしたままがいいでしょう。

Press any key...を表示しない → WPDにもあった設定。チェックすれば、PE起動時にわざわざキーを押さなくても起動してくれるようになる。

作成途中に一時停止する → 作成の要所で一時停止。手動で細かいカスタマイズする場合はチェックをつけるといいでしょう。

終了時に音を鳴らす → 作成終了時に、キンコンカンコーンと音で知らせます。

TrueImageのキー → [64bitのみ] ver.2.03の段階では、TI2017, 2018が起動することまでは実装。製品版持ってないし買うつもりもないので、そのあとうまくいくかは未確認。

特殊ボタン → マウント解除ボタンは、何らかでマウント途中に落ちた際に利用。ISO作成のみは、作成し終わった後にちょっと中身を変えてISOを作り直したい際に。


<その他いろいろ>

ソフトの組み込み → 簡単に組み込む機能はないが、Pluginフォルダの中をいじればソフトの組み込みが可能。TrueImageはちょと試行錯誤中。

BIOS/UEFI確定で起動させる → BIOS(UEFI禁止)の場合はEFIフォルダを削除してISOを作る。逆にUEFI(BIOS禁止)bootmgrファイルを削除してISOを作る。そのままだとたぶんエラーが出るので適宜cmdファイルを書き換えること。

ARM64? → とりあえず作成機能入れてみましたが、実機がないし仮想環境もARMなんてないので動作チェックはできません。

何か隠してない? → pex.cmdをメモ帳などで開き、一部の変数など書き換えることでもうちょいいろいろ設定できる。あと、Win10PESEで作ったPEをさらに編集する行為もver2.04で大幅修正して現実的になったはず。

USBメモリ起動 → USBで起動させる機能自体は搭載してないです、右上ボタンの通りdiskpart → list disk → select disk <disk number> → clean → create partition primary → format quick fs=fat32 label=”Windows PE” → assign letter=”<drive letter>” → exit

installesd2wim.cmd → Win10PESEではinstall.esdinstall.wimに変換する必要があり、それを行うバッチファイル。


<トラブルシューティング>

・自動ダウンロードに失敗する

対象ファイルが複数でサイズも大きいためか途中で失敗するケースも多いみたく、できれば手動ダウンロードしておく方がいいかと。(もしかしたらバッチをミスってたかも?)

・何らかの理由でマウントが解かれずに終了してしまっている

マウント解除ボタン

・なんかファイルが足りないとかいった感じのエラー

adkdownloadフォルダの中の、ダウンロードに失敗したらしきファイルを削除する

2回目以降を速くするため、最初の作成時にブート関連ファイルをbootfile.zip(adkdownloadフォルダ)に固める処理をしている。トラブった時はこれを削除してみるのも手。なお、余談だが一度作成してしまえば、必要なファイルのうちの二つ(972~aa2~)は不要になる。


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書籍(雑誌,ムック含む)掲載/収録の場合

掲載収録ともに自由です。各自の責任でお願いします。

ただし同封のQ-Dirは商用不可のようなので、そこは注意ですね。

謝辞

 このソフト自体は一人で作りましたが、もとになったWPDDLモジュールやシェルのWin32/64移植開発のあける氏、ソフト作成の 最大のヒントとなったUiUicy氏、その他応援してくださる方々の協力のもとにできたものです。 そんな土台を作ってくださったことに感謝しております。

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WinPe-tchシリーズのソースコード(HSP3用ファイル、バッチファイル)については修正

BSDライセンスです。

ライセンス条項は以下↓の通り。


Copyright (c) 2017, 祐理

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modification, are permitted provided that the following conditions are met:

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