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4.ドライバの組込み,パッケージの追加/削除 // 魔法のキキv3
☆ 4.ドライバの組込み,パッケージの追加/削除 最終更新:2015.3/9
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PEをより快適に,多機能にしたいならドライバやパッケージもいじらなきゃ!このページの内容は,WIMファイルをマウント又は展開してWIMやISOに閉じるまでに行えばよい.
ドライバの組込み
BartPEではドライバを組込む必要が多かったが,PE2以降はSATAにも対応しドライバが足りないという症状は少なくなった.しかし場合によってはドライバが必要になる場合もあるはず.いつも決まったハードで必要になる場合は事前に組み込んでしまった方がいいだろう.
ドライバを組込む方法には,PEをビルドする過程で導入する方法と起動後に読み込む方法がある.常に使用するとわかっているハードは事前に組み込んでおいた方がいいだろう.
・ドライバの一覧を表示(PE3.0)
PE3では導入したドライバの一覧を表示することができる.特に使いどころはないでしょうけど.
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Dism /Image:<マウント場所> /Get-Drivers
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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さらに,後ろに/All(既定のドライバも表示) /Format:<出力形式>[Table(表) | List(一覧)]
・ドライバを事前に組み込む(PE2.x)
PE2ではpeimgコマンドを使用.ドライバの設定ファイルであるinfファイルを指定する.また,/recurseオプションをつけるとサブフォルダ以下をまとめて処理してくれるので,場合によって使い分けよう.
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peimg /inf=<infファイル> <PEのWindowsフォルダ> (/recurse)
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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・ドライバを事前に組み込む(PE3.0)
PE3ではdismコマンドを使用.同じくinfファイルを指定する.
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Dism /Image:<マウント場所> /Add-Driver /Driver: /Recurse
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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PE3ではドライバの削除も可能.ただし標準のドライバは削除できないのであまり意味はないかもしれない.
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Dism /Image:<マウント場所> /Remove-Driver /Driver: /Recurse
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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・起動後のドライバの組み込み
PEを起動した後でのドライバ組み込みはdrvloadコマンドを使う.詳しくはこちらで.
・ドライバー入手先
マシンを選ばずに汎用的なPEを作るのであれば,各種ドライバーを入れた方がよい.
一つ一つ入手していたのでは日が暮れるので,その場合はUBCDドライバーなどを利用すると良い.もっとも,PE2/3は豊富にドライバーを含んでいるので,CD内にファイルを置いた上で認識しなかったときに適宜drvloadで組み込みでいいのではないだろうか.
パッケージの追加/削除
WindowsPE2以降は言語ファイルやその他のパッケージの追加削除が可能だ.日本語のAIKには日本語が入っているので気にする必要はないが,英語のAIKで日本語の読めるPEを作るには,日本語フォントを組み込む必要がある.他にも,HTMLアプリケーション(hta)やWindows Script Host(WSH)のサポートを追加することも出来る.
現時点のパッケージを調べる(PE2.x)
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peimg /list <PEのWindowsフォルダ>
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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現時点のパッケージを調べる(PE3.0)
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Dism /Image:<マウント場所> /Get-Drivers
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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dism /image:c:\winpe_x86\mount\Windows /Get-Packages
パッケージのインストール(PE2.x)
まずはimportを使いパッケージを取り込む→インストールするというプロセス.ただし,一般的なパッケージは既にリストにあるので大抵の場合直接インストールできる.
パッケージのインストールとアンインストールはそれぞれ,peimg /install,/uninstallを使う.
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peimg /import=<パッケージのパス> c:\winpe_x86\mount\Windows
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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そして,インストール.
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peimg /install=<パッケージ名> c:\winpe_x86\mount\Windows
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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削除も可能.
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peimg /uninstall=<パッケージ名> c:\winpe_x86\mount\Windows
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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全パッケージのインストールリストも記載しておこう.
パッケージのインストール(PE3.0)
PE3でもパッケージ名を指定してインストールは可能,なんだが,リストには最初から入っていないのでちょっと面倒.なので,PE3の場合はパッケージのファイルを直接指定してインストールする方がいいかもしれない.
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dism /image:C:\winpe_x86\mount /Add-Package /PackagePath:"C:\Program Files\\Tools\PETools\x86\WinPE_FPs\winpe-wmi.cab"
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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言語ファイルも忘れずに入れておこう.
削除も可能.使用頻度は低いと思うが.
全パッケージのインストールリストも記載しておこう.
言語パッケージ
日本語.(日本語AIKは標準搭載)
WinPE-FontSupport-JA-JP-Package
韓国語
WinPE-FontSupport-KO-KR-Package
中国語-簡体
WinPE-FontSupport-ZH-CN-Package
中国語-香港
WinPE-FontSupport-ZH-HK-Package
中国語-繁体
WinPE-FontSupport-ZH-TW-Package
PE2/3共通
HTMLアプリケーションのサポート
WinPE-HTA-Package
Microsoft Data Access Components(MDAC)のサポート
WinPE-MDAC-Package
Windows Script Host(WSH)のサポート
WinPE-Scripting-Package
Windows Management Instrumentation(WMI)のサポート
WinPE-WMI-Packages
Windows Recovery Environment component
(opkでのみ提供.waikには含まれていない)
WinPE-SRT-Package
PE2.xのみ
Microsoft XML(MSXML)パーサーのサポート
WinPE-XML-Package
PE3.0のみ
PPPoEプロトコールのサポート
WinPE-PPPoE
インストール関係.詳しくはしらん.
Winpe-LegacySetup
WinPE-Setup
WinPE-Setup-Client
WinPE-Setup-Server
WinPE-WDS-Tools
インストールイメージの最適化(PE2.x)
PE2でコマンドでアンインストールしたパッケージは,実は,WindowsPEに残ってしまう.RAM-Load法の場合は特に容量の無駄遣いになってしまう.そこで,不要なものを取り除き最適化を行おう.PE3では基本的にこの作業は必要ない.
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peimg /prep <ターゲットのWindowsフォルダ>
実際には,このように↓
peimg /prep "%WinPEDir%\mount\windows"
peimg /prep "I:\winpe_x86\mount\windows"
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このコマンドを与えると削除済みパッケージなどが整理され,容量を節減できる.これをやると新たにパッケージの追加削除,パッケージの確認等が出来なくなる.ただし手動でのファイル追加削除などは関係ない.
WinPE-SRT-Packageについて
上記で,WinPE-SRT-Packageパッケージって何だろうと思った人もいるだろう.これはWindowsRE(起動ファイルの修復やシステムの復元ができる)を導入するもの.WindowsOPK(OemPreinstllationKit)にのみに提供され,通常は入手できない.
WindowsREの導入方法についてはこちらを参照.
これらの処理が終わった後は, に戻ってビルドするだけだ.
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