Home −>
10.PE起動後の行動 // 魔法のキキv3

☆ 10.PE起動後の行動   最終更新:2015.3/9

ページ1 −> ページ*


ここでは,PEの作り方ではなく,PEを起動した後に行いたいことをメモしておく.PEの起動方法も含めたPDF版も置いておくので,ぜひ活用してほしい.



ページファイルを登録する

WinPEでメモリ搭載量が重要な理由は,デフォルトではページファイルを用意しないから.しかし,実はPEもページファイルを作成することは可能だ.これにはwpeutilコマンドを使えばよい.

wpeutil CreatePageFile [/path=] [/size=]
例を挙げると
wpeutil CreatePageFile /path=C:\pagefile.sys /size=128
オプションを省略(wpeutil CreatePageFile)するとC:\pagefile.sysを64MB作る.

ただし,やる前に一つ注意.ページファイルは巨大なファイルであるという性質上,削除したファイルを復元する予定があるとき(DataRecoveryやFinalDataなど利用)は,対象のパーティーションにページファイルを作ってはいけない.


ドライバを組み込む

PE2以降は,PE作成前だけでなく起動後にもドライバの組み込みが可能だ.もし,起動した先のパソコンのSATAが認識できなかったらSATAドライバを読み込ませてあげましょう.

drvload (ドライバの設定ファイル)
例を挙げると
drvload H:\satachip\driver.inf

必ずinf形式で用意しておきましょう.



ネットワークの設定

ただ単にホームページなどを見たいだけならば,標準であるDHCPで問題ないと思われます.固定IPなどいろいろといじりたい人はPEnetcfgを使うといいでしょう.それだけではつまらないので,簡単に,ネットワークでつないだ別のパソコンの共有フォルダにアクセスする方法を書いておきましょう.

net use <割り当てドライブ名> \\<相手のコンピューター名orIPアドレス>\<共有名> /u:<相手のユーザー名> <パスワード>
net use p: \\aitepc\share /u:admin1 password
net use p: \\192.168.1.3\share /u:admin1 password


IMEの起動/日本語入力

(日本語フォントが入っていることが条件) MS-IMEを既に組み込んである場合は起動させるバッチファイルを実行すればよい.なお,試すときはメモ帳を使いましょう(cmdは元々無理).
もう一つの方法として,ブラウザが使えるのであればAjax IME: Web-based Japanese Input MethodでajaxのIMEを使用する方法もある.ブラウザを組み込んでいないならハードディスク内のFirefoxを実行してみるのも手です.



レジストリ&boot.iniの書き換え

通常のWindowsのレジストリ書き換えは定番だが,稼動していないWindowsのレジストリの書き換え方法が載っているサイトは少ない.というか,UiUicyさんのとこ以外見たことが無い.やっぱり需要が少ないんだろうか.でも,レジストリをいじったらWindowsが起動しなくなってしまったとかスタートアップに変なの登録されたとかいうときに便利だと思うんだがなぁ.


HDD上のレジストリを編集するために使うのはやはりレジストリエディタだ.起動したらまずはHKEY_LOCAL_MACHINEを選びます.するとファイルメニューの"ハイブの読み込み"が選択できるようになっているので,そこからハイブをロードする.
さてハイブ(いわばレジストリの実体)の場所だが,HDD上のWindowsの,レジストリのどの部分を編集するかによって異なる.HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWAREやHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEMはシステム全体の設定であり,通常はC:\Windows\system32\config\に,それぞれsoftware,systemというファイル名で(拡張子は無い)保存されている.HKEY_CURRENT_USERは,C:\Documents and Settings(又はUsers)\<ユーザー名>\NTUSER.DATとなる.
ただし,注意.これらの場所だがOSや環境によって違うこともある.Windowsのインストール先が異なればC:やWindowsが変わることもあり(Windows2000ではWindowsではなくWinnt),またユーザー設定も2000/XPではDocuments and SettingsだがVista/7ではUsersだ.特にデュアルブートやnLiteを使っている人は注意.

次に名前の入力を促される.これはあくまでも名前であり,何でもいい.自分はいつも"a"にしている.
読み込んだハイブはその下に並べられるので,いつもと同じように編集すればよい.もちろんカスタマイズソフトは使用できない(PEの設定の方が変更されてしまう)のでそこは注意.

編集が終わったら,追加した場所まで戻った上で"ハイブのアンロード"を選べばよい.





またPEでは,Windowsの起動に関わるファイルであるboot.iniの書き換えが出来るという点も便利である.boot.iniを書き換える方法は他に,DOS上からeditbiniを使う,回復コンソールを使う,などあるが,どちらも使い勝手がよいとは言えない.PEであればメモ帳などのテキストエディタで編集できるので,覚えておいた方がいいだろう.

[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Professional" /fastdetect /NoExecute=OptIn





ファイヤーウォールの有効/無効

wpeutilコマンドを使えば,Windows標準のファイヤーウォールの有効/無効を切り替えることもできる.オプションが単純なので楽だ.

ファイヤーウォールを有効にする:wpeutil DisableFirewall
ファイヤーウォールを無効にする:wpeutil EnableFirewall


キーボードの設定を切り替える

PEを作る際にDismコマンドで設定をすることができるが,PEの起動後もwpeutilコマンドで切り替えを行うことも可能だ.1枚のPEで日本語キーボードと英語キーボードを両方使うときは特に便利だろう.
wpeutil SetKeyboardLayout
wpeutil SetKeyboardLayout 0409:00000409






ページ1 −> ページ*


Home −>
広告Scriptは http://x6.syakuhati.com/ufo/089822600 です,Adblockする人へ.